授業準備の悩みが尽きません…
どうすれば効率的に準備を進めることができるのでしょうか。
今回は、日本語教師の授業準備につきまとう様々な悩みを解決に導く記事をまとめて紹介します。
特に日本語教師デビューから3年目ぐらいまでに多くの人が直面する問題は、大体ここに書いてある7つのうちのどれかだと思います。
授業準備が辛いと感じている人は、自分の悩みと重なる項目を見つけて、解決に繋がりそうな記事を読んでみてください!
授業準備が快適に、効率的にできるようになれば、日本語教師の仕事がもっと楽しくなるはず。
ここにある記事を、少しでも有効活用してもらえたら嬉しいです。
✔️授業準備の悩みをまとめて解決したい!
1.文法や語彙が整理できない
・授業で扱う文法や語彙の意味や用法がすっきり整理できない
・新出表現と既出表現の違いが分からない
・適切な例文が思いつかない
最初に多くの人がぶち当たる壁が、日本語の文法や語彙の難しさですよね。
色々調べているうちに、結局どんな用法なのか、どんな場面で使うのか、類似表現と何が違うのかなどが分からなくなる… というのは、日本語教師のあるあるだと思います。
・文法や語彙の調べ方やソースを知る
・信頼できる文法書や辞典などを1つ見つける
・文法や語彙の注目すべきポイントを理解する
以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
2.絵や素材が見つからない
・授業で使うのにちょうどいいイラストがなかなか見つからない
・欲しいものに近い素材が見つかったけど、ちょっと「これじゃない感」がある
・こんなイラスト/タスクシートを作りたいけど、自分では難しい…
特に初級の文型シラバスの授業では、イラストなどが大量に必要になることも多いですよね。
良い絵が見つかったけど著作権保護がかかっていたり、サイズが小さく拡大したら不鮮明になってしまったりして、なかなか理想の素材にたどり着けないというのはよくあることです。
・良い素材を利用できるサイトを知る
・素材の加工や作成が便利にできるサイトを知る
・あまりイラストやPPTにこだわりすぎない
以下の記事で様々なイラストや素材を集めたり、その作業を効率的に行ったりする方法を詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
3.授業のアイデアが浮かばない
・授業でどんな活動をしたらいいか分からない
・授業中の練習のバリエーションが少なくて単調になってしまう
・PCやプロジェクターを活用したいけど、やり方がよく分からない
私も新人の頃は、これを考えたり調べたりするのにたくさん時間を使っていました。
でも、本やウェブサイトを活用すれば、先輩たちが考案した様々な練習や活動のアイデアを、短い時間で大量に知ることができます。
また、この部分への投資は積極的に進めた方が、長い目で見ればタダ働きする時間を減らし、実質的な時給を上げることに繋がります。
経験を積むにつれて準備作業も速くなるので、できるだけ早い時期に投資しておいた方が得だと思います。
・授業のアイデアを集める方法をできるだけ初期から知っておく
・授業アイデアを早く集める(=準備時間を短縮する)ための投資は、初期のうちにやっておく
以下の記事で便利な本やウェブサイトを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
4.準備物の作成に時間がかかる
・教材を作りたいが、PC操作が苦手でうまくいかない
・準備物の作成作業がもっと速くできるようになりたい
・仕事に使う機材が不便で困っている。もっと便利なものはないのか
デザインや画像加工スキルがある人や、オフィスソフトの使用経験が豊富な人等は別ですが、教材の作成にも、慣れるまでは地味に時間がかかるものです。
作業量をこなし、経験を積まないとどうしても上手くならない部分もありますが、実は簡単なことで効率化できたり、楽に作業が進んだりする部分もたくさんあります。
・便利な機材や文房具等を知る
・仕事の環境をちょっと変えてみる
・毎日の作業に小さな時短テクニックを取り入れる
作業効率を上げるために今すぐできるテクニックや、便利な機材はこちらの記事にまとめてあります。参考にしてみてください。
5.時間の不足/余剰が不安
・授業時間が足りなくなるのが不安だ
・授業時間が余ったらどうしよう…
日本語教師初期のころ、私は授業時間が余ったときに、やることがなくなるのがとても不安でした。
逆に時間が足りなくなることに不安を持っている方も多いはず。
・時間が足りない原因を把握して対策を打つ
・授業中の無駄を省く
・時間が余ったときの引き出しを増やしておく
以下の記事では
【時間が足りなくなりそうな人向けの】授業時間の圧縮の方法と
【時間が余りそうな人向けの】準備物も事前準備もなしですぐにできるミニゲーム
を紹介しています。
ぜひそれぞれの悩みに応じて活用してみてください。
6.準備が楽しくない
・授業準備の作業が苦痛で、楽しさを感じられない
・授業準備に追われる日々が辛くて、日本語教師をやめようと思っている
そもそも授業準備が楽しくない、と感じている方も一定数いると思います。
でも、その原因の多くは、1~5に書いてあるような不安や悩みから来ているのではないでしょうか。
作業量が多かったり、調べたり考えたりしているうちに何時間も経過していて
自分の時間もないし、給料も出ないのに何やってるんだろう…
と落ち込んでしまいますよね。
そういう人は、まず1~5の部分を見直してみてください。
そのネックになっている部分が改善できれば、授業準備が幾分楽になるはず。
それと、私が新人の頃、指導してもらっていた先生に言われて心に残っている言葉を紹介したいと思います。
「授業準備は自分が楽しいと思えるようにやるのが大事。準備の時点で先生が楽しくない授業なんて、学生も楽しくないと思うよ」
授業準備が楽しくないという人は、まず「自分が受けてみたい授業」「自分がワクワクする教材」をイメージして、それを担当する授業に落とし込む方法を考えてみる、というのを何度か試してみてください。
そうすることによって、授業準備が毎週やってくる辛さや、授業が上手くいかなかったときのショックからくる「楽しくない…」という気持ちも軽減できると思います。
上手くいかなかった経験は、失敗の原因を分析して、次回うまくいくように改善できるチャンスと捉えましょう。
・1~5の状況に直面していないか見直し、改善方法を知る
・「自分が楽しい授業」をイメージしながら授業準備をする
・授業の失敗を前向きに捉えて、次に生かす
この項目にぴったりの記事はないのですが、上で紹介した記事が参考になると思うので、ぜひどれか興味のあるものを1つ選んで、読んでみてください。
7.無給でやるのが嫌
・授業準備には給料が出ないのに、作業時間が膨大
・準備の時間も考えると、実質コマ給はあってないようなもの
非常勤やフリーランスで働いている人は、このようなことを一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
でも、授業準備の時間は人によって違うし、準備にも時給が出るようになれば、準備が速い(けど授業の質は高い)教師が損をしてしまうことになりかねないので、現実的にはここに手当が出るのが普通になるのは、なかなか難しいのではないかと思います。
「じゃあどうすればいいの!?」という方は、以下の方法を試しましたか?
・作業時間を減らし、実質的なコマ給/時給を上げる
・給与交渉して、コマ給/時給を上げる
・授業準備が少なくて済む教科書を使う
・授業準備が少なくて済む職場を探して転職する
「作業時間を減らす」については、1~5で紹介した記事が参考になるかと思います。
それ以外の方法については、自分で交渉したり、周りを巻き込んで環境を変えたりしていく力が求められます。
以下の記事で、具体的にどのように動けばよいかを解説しているので、ぜひ読んでみてください。
ここは「行動力」がものを言うところです。嘆いているだけでは何も変わりません。
悩んだら即行動です!
まとめ
授業準備に関するお悩みの解決に繋がる(かもしれない)記事をまとめて紹介しました。
今後も、日本語教師の仕事効率化や、授業準備等に役に立つ記事をどんどん書いていきますので、ぜひこのサイトをブックマークして、悩んだときに戻ってきてもらえたら嬉しいです。
「こんな記事を書いてほしい!」「こんな悩みがあるけどどうやって解決すればいいの?」などの要望・疑問等がありましたら、問い合わせフォーム、またはTwitterのDMから、どなたでもお気軽にお送りください。
日本語教師として成長していけるように、そして何より日本語教師の仕事を楽しめるように、一緒に頑張っていきましょう!
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