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【伝統・遊び・食べ物…】外国人に人気の日本文化といえば何がある?

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外国人に人気がある日本文化って、どんなものがあるのでしょうか。

どの国でも同じですが、日本には、日本で生まれて時間をかけて発展したものや、海外から取り入れた後で日本独自の進化を遂げたものなど、「日本にしかない文化」と言えるものがたくさんあります。

この記事では、「日本文化」と言われるものの中から、特に外国人からの支持を集めているものをまとめて紹介したいと思います。

日本文化の隠された魅力や、外国人視点だからこそ分かる日本文化の良さが発見できるかもしれないので、ぜひ読んでみてください。

こんな人にオススメ!

✔️外国人に人気のある日本文化が知りたい!
✔️日本文化の魅力を再発見したい!
✔️海外の人がなぜ日本文化に惹かれるのかが知りたい!
✔️外国人に魅力ある日本文化を紹介したい!


1. 日本の伝統文化は根強い人気!

「日本文化」と言えば、伝統的に昔から続いてきたものを想像する人が多いのではないでしょうか。

実際に、外国人の多くは、古くから日本に存在し、受け継がれてきたものに、やはり「日本らしさ」を感じることが多いようです。

以下にその一例を紹介します。

(1)折り紙

日本の伝統的なおもちゃには、独楽(こま)、凧、けん玉、だるま落としなど様々なものがありますが、折り紙はそのまま「origami」と英語になっているほど、海外でも知名度が高い伝統的なおもちゃです。

元々折り紙は遊び用ではありませんでしたが、遊戯用の折り紙が戦国時代ごろに登場し、江戸時代ごろに庶民に広がったと言われています(起源については諸説あり)。

折り紙の魅力は、

・紙1枚で簡単に様々なものが作れる
・アイデアや思考力が鍛えられる
・費用が安く誰でも入手できる
・子供とのコミュニケーションツールとしても使える

ことなどが挙げられます。

筆者のオランダ出身の知人は、
折り紙で作られた鶴を見たとき、紙1枚からこんな芸術的な作品が生まれることに驚いた。日本人はとても繊細な感覚を持っているんだね
と折り紙の魅力について語っていました。

道具を使ったり、様々な材料を用意したりしなくても色々なものが作れるのも、折り紙の良さの1つと言えますよね。

(2)書道

日本語を勉強している外国人に日本のイメージを聞くと、必ずと言っていいほど、「漢字」と答える人がいます。特に筆を使って力強く書かれた漢字や、流れるような書体で書かれた書道作品に魅力を感じる外国人は多いようです。

テレビなどでも、漢字のタトゥーを入れている外国人や、漢字が書かれたTシャツを着ている外国人を目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

また、書道は、芸術作品としてはもちろん、街中の看板やロゴなど、私たちの現代生活の中にも広く浸透しています。メディアを通してそれらを見た外国人は、「日本らしさ」を感じ、惹かれるのかもしれません。

私がこれまで接してきた日本語学習者も、授業の一環で「書き初め」をやると、特に非漢字圏出身の人は皆目を輝かせて取り組んでいました。

ある欧米の日本語学習者は、「書道で書かれた漢字は、文字というよりアートに見える」と話していました。

最近では、訪日観光客向けの書道体験も、一定の人気を得ているようです。

(3)着物

「日本の服といえば?」と聞くと、大抵の外国人が「着物」と答えます。

京都などの観光地でも、着物や浴衣をレンタルして着ている外国人は多いですよね。

普通の洋服とは違う細かな刺繍や、日本文化を反映した花や動植物などの美しいデザインが、外国人には「日本らしさ」として魅力的に映るのでしょう。

(4)行事やお祭り

お正月やひな祭り、七夕などの行事は、日本独自の形で行われる行事です。

日本で実際にこのような行事を体験することは、外国人にとってとても新鮮なことのようです。

日本語学校でも、授業の一環として日本の伝統的な行事を体験するイベントを行うことがありますが、ほとんどの外国人は初体験となるので、その行事の起源や作法、行事に対する日本人の思いなどに興味津々です。

年中行事だけでなく、例えば提灯や行灯、扇子などの道具を用いたり、人々が着物や法被、面や笠などを身につけたりして行う日本の祭りも、外国人には人気があります。

2. ユネスコに認められた無形文化遺産

ユネスコの無形文化遺産として登録されている日本の能楽、歌舞伎、人形浄瑠璃文楽、山・鉾・屋台行事などは、海外でも知名度が高く、これらを目的に日本へ観光に訪れる外国人も少なくありません。

1.の伝統文化とも重なりますが、古くから使われてきた道具や衣装、舞台などが見られること、加えてストーリーや芸術性を感じられることなどから、これらの文化遺産は、世界の人々を魅了しているようです。

3. やっぱり「食」は外せない!日本の食べ物

2013年12月に、「和食(日本人の伝統的な食文化)」がこちらも無形文化遺産に登録されました。

昔から寿司や天ぷらなどは外国人にも人気があり、海外でも多くの店が展開されていますよね。

それだけでなく、日本のラーメンや焼肉、うどんやそば、鰻などの食べ物や、近年日本人の間でも人気が出てきているかき氷、和菓子なども外国人に人気があります。

・寿司や定食などの健康的なメニュー
・日本人の丁寧な仕事から作られる繊細な味
・和菓子やかき氷、創作和食の芸術性

などが外国人に支持される日本料理の魅力として挙げられます。

余談ですが、こちらも日本の伝統的な食べ物である「納豆」は、外国人で好きな人は本当に珍しいです。私も日本語教育業界で、これまで恐らく1,000人以上の外国人と関わってきましたが、「納豆が好き!」と言っている人には本当に数人しか出会ったことがないです。

ちなみに、スウェーデンにある「嫌悪をもよおす食べ物博物館」(世界の変な食べ物・癖のある食べ物を集めた施設)に、栄えある日本代表として、納豆も選ばれていました。

4.若者はこれ!アニメやJ-popなどの現代文化

比較的最近、海外から新たな日本文化として認識され、浸透してきたのが、アニメやマンガ、音楽やファッションなど、いわゆる日本の若者文化です。

国際交流基金の2021年度「海外日本語教育機関調査」によると、海外の日本語教育機関で日本語を勉強している外国人のうち、実に約60%の人が「アニメ・マンガやJ-pop・ファッション等への関心」を学習の目的・理由として挙げています。伝統的なものではないですが、これらも今や立派な日本文化だと私は思います。

ここでは、その中でも特に外国人からの支持を多く集めているものを、いくつか紹介していきます。

(1)アニメやマンガ

以前からある程度知られていることですが、日本のアニメやマンガは海外でも人気があります

比較的最近のもので言えば、進撃の巨人や鬼滅の刃、ワンピース、ポケモンなど、また古いもので言えば、ナルトやドラゴンボール、セーラームーンなども外国人の間での知名度はかなり高いです。

それ以外にも、日本ではそれほど知名度が高くないアニメやマンガを知っている人も多く、私の方が「何そのアニメ?」と逆に外国人に教えてもらうことも結構あります。

(2)日本の音楽「J-pop」-アイドルやヴィジュアル系バンド-

日本の音楽も、海外にコアなファンが結構いるんですよね。

日本のアイドルグループであるBABY METALは海外での人気がたびたびメディアでも取り上げられていますが、それ以外にも、でんぱ組.incやperfumeなどはアジアだけでなく、ヨーロッパやアメリカでもツアーを成功させているし、AKB系列グループやジャニーズはアジアでの人気と知名度がかなり高くなっています。

GLAYやL’Arc~en~Ciel、X Japan等のビジュアル系バンドも、欧米の国では結構人気があったりします。

最近では、TWICEやBLACKPINKなどのK-popアーティストの楽曲が世界中で大ヒットしていることもありますし、これからますます人気が高まっていく可能性を秘めているのがJ-popだと思います。

(3)日本の若者ファッション -ゴスロリ・パンク・原宿-

日本の若者のファッションも、近年海外から注目を集めている日本文化の1つと言えます。

フランスで開催されたJapan Expo(日本文化を発信するイベント)で、日本のファッションが紹介されたこと、きゃりーぱみゅぱみゅさんがアメリカやヨーロッパでツアーを成功させたこと、J-popが海外でも注目されるようになったことなどの影響から、日本のユニークなファッションが、海外でも一定の知名度を上げ、注目されるようになってきました

代表的なもので言えば、ゴスロリやパンクファッション、原宿ファッションなどが、海外の若者からの支持を得ています。

5.まとめ

いかがでしたか。

「日本文化」と聞くと1~3のような伝統的なものを想像してしまいがちですが、寧ろ若い外国人には、それよりもサブカルチャーの方が注目されていると言ってもいいかもしれません。

ただし、伝統文化も現代文化も、形は違えど、日本の中で独自に進化を遂げ、日本人の生活や娯楽を彩ってきたものという点では共通しています。

どちらの文化も尊重しながら、外国人にとって魅力ある日本文化を、これからも支え、育てていくことが、我々日本人に求められることなのではないかと思います。

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