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【説明が上手くなる!】日本語教師にオススメの本2022【03/文法・語彙編】

Twitterで紹介した日本語教師にお勧めの本の紹介。

文法や語彙の知識にもっと強くなりたいです。オススメの本はありますか?

「日本語教師にオススメの本2022」シリーズ最終回の今回は、主に2021-2022年に新しく発売された日本語教師/外国人学習者向けの本の中から、(教師も学習者も)文法や語彙の知識を増やしたり、授業に活用したりできる本を紹介します。

オンライン授業や対面授業で学習者と一緒に使うこともできるし、日本語教師としてのレベルアップにも役に立つと思います。

2023年に向けて、日本語教師としての知識やスキルを増やしておきたい。
2023年に日本語教師になりたい。そのときに困らないように文法や語彙に強くなっておきたい。

そんなあなたに、自信を持ってお勧めできる本を紹介します。

こんな人にオススメ!

✔️もっとうまく語彙や文法が説明できるようになりたい!
✔️文法や語彙の知識を身につけて、授業準備時間を短縮したい!
✔️学習者のニーズに合った教材がほしい!
✔️授業がもっと楽しくなる教材がほしい!

①場面とコミュニケーションでわかる日本語文法ハンドブック|ひつじ書房

1冊目は、ひつじ書房さんから発売されている教師向けの初級〜中級文法書です。

みんなの日本語/できる日本語/まるごと等の教科書と対照でき、それぞれの本のどこで各文法項目が出てくるかが分かります

この本のいいところは、文法書でありながら、場面やコミュニケーションベースの解説になっているところです。

学習者の誤用の例や、教える時のコツ、用語解説もあって盛りだくさんな内容です。

普通のいわゆる文法書を読むのがちょっと苦手な人にとてもオススメの教材です。

【オススメのポイント!】
・解説がコミュニケーションベースになっている文法書
・文法項目が、シェアの高い教科書のどこで扱われているかが一目でわかる
・誤用例や教える時のコツが載っていて授業に直結する知識が身に付く

②使える日本語文法ガイドブック—やさしい日本語で教室と文法をつなぐ|ひつじ書房

こちらもひつじ書房さんより出版されている初級〜中級レベルの文法書です。

こちらは、文法をcan-do(できるようになること)に基づいて解説した本。

文法は、使うためのもの」という謳い文句の通り、タスクベースで文法を考える形になっているし、説明も平易な文で書かれているので初心者でも読みやすいです。

この形式の文法解説書は珍しく、普通の文法書を持っている人でも一読の価値があると思います。

色々な角度から文法を見ておくと、授業や解説の幅、柔軟性が広がります。

授業でそのまま使える練習問題や、活動のアイデアも掲載されていて便利です。

【オススメのポイント!】
・解説がcan-doベースになっている文法書
・説明が平易で読みやすい
・文法を”覚える”のではなく”使えるようになる”ためのガイドブック
・授業で使える練習のアイデアや、文法の練習問題付き

③基本語力アップ! 初級から学ぶ 日本語コロケーション|くろしお出版

こちらはくろしお出版さんより。

言葉は知っているけど、それを使って色々なことが言い表せない」 という言葉にとても共感しました。

日本語レベルにかかわらず、会話が思うように上達しない学習者は本当に皆んなコレなんですよね。

例えば「お酒」は覚えているけど、「お酒に強い」「お酒に酔う」は言えない、とか。

この本は、各名詞を中心に、それと結びつく言葉をグループ化して掲載することによって、初級からコロケーションを意識した勉強ができるようになっているので、「単語は意味を翻訳で確認して、絵カードのPPを繰り返して覚えるだけで終わり」にならない練習ができます。

共起語の知識は運用能力に直結するということを教えてくれる本です。

各チャプターに練習問題があり、英中越翻訳付きなので、独習者にもオススメ。

【オススメのポイント!】
・初級からコロケーションを意識した練習ができる
・ことばを”覚える”のではなく”使えるようになる”
・練習問題付きで独習にも◎

④日本語文法ブラッシュアップトレーニング |アルク

こちらはアルクさんより発売されている、文法のブラッシュアップを目的としたトレーニング本。

初級が終わったぐらいの人向けの本で、基本的な文法を振り返って、正しく使えるようになろう、というところを目標にしています。

この本のポイントは、「どこがダメ?」「直してみよう」という学習者の誤用を直すところから各章が始まるので、日本語教師が、学習者からどんな誤用が出るかを知るのにも良いというところです。

そのあと「やってみよう」「練習しよう」で文法事項の再確認→「自分のことばで…!」で実際にその文法項目を使って自分のことを表現する練習ができる、という構成になっています。

【オススメのポイント!】
・誤用のチェックから正しく使う練習へと進んでいく構成
・授業で出てくる誤用があらかじめ予測できる
・確認に使える練習問題〜自由度の高い練習まで充実

⑤《書き込み式》表現するための語彙文法練習ノート〈上〉 ―語/コロケーション/慣用句/表現文型|凡人社

表紙の見た目とは裏腹に、N1文法や語彙表現がまとめられた上級レベルの本です。

③にも通じますが、学習項目と一緒にコロケーションが掲載されているのが◎。

設問数も800以上あり、練習量が豊富

上級レベル向けの本ですが、例えば「と/ば/たら/なら」など、上級話者でも実は中々使いこなせない基礎重要表現の使い分けの解説もあり、独習にも良いです。

授業で使うなら、併せて発売されている「科学の問い」シリーズとの併用がオススメ。

この本で出てきた文法や語彙が、アカデミックな場面でどう使われているのかが分かる構成になっています。

大学院を目指す留学生向けの授業に合っている本だと思います。

ちなみにこちら続編の<下>も出ています↓

「科学の問い」シリーズはこちら↓

⑥その他おすすめ

このほかにもオススメの教材を紹介した記事を書いているので、目的や悩みに合うものを読んでみてください。

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「日本語教師にオススメの本2022」シリーズ

第1弾「会話・活動編」

第2弾「日本語研究・仕事効率化編」

日本語教師になりたいと思ったら、読んで欲しい本

日本語教師になる夢が叶ったら、読んでほしい本

授業準備が辛い、説明が上手くいかないと思ったら読んでほしい本

ICTを使って、クリエイティブで効率的な授業がしたいと思う人に読んでほしい本

どれも時代を超えた良書を厳選しています。ぜひチェックしてみてください。

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