日本語教師が「新人」から抜け出す5つのステップ

授業がうまくなる基本的なコツ

日本語教師の仕事を始めて1年が経ちました。

授業にも慣れてきましたが、もっと成長したいです。

今回は、【新人のときにやりがちなこと】→【新人から抜け出すためのステップ】の流れで、各項目についてリストを作りました。私が日本語教師1年目〜2年目の頃に実際に経験した失敗と、改善のために意識したことです。

日本語教師の仕事を始めてしばらくの間は、誰でも授業準備に追われ、授業中はそれをこなすことだけで精一杯です。

でも、これから紹介することができるようになると、準備中や授業中に余裕が生まれて、本来目指すべき、「授業がうまくなること」、「さまざまな知識を増やすこと」に集中して取り組めるようになると思います。

1. 授業中の質問がある程度予測できるようになる

【新人にありがちなこと】

  • 授業で使うものや教案の準備ができたら満足してしまう
  • 授業中に学習者から出る可能性の高い質問が予測できていない
  • その結果授業中に急に質問されて精度の低い答えを返してしまう

【新人から抜け出すために】

  • 当日扱うところまでの既習範囲を確認する
  • 既習の文法や語彙の中で、当日説明するものと類似したものがあるかどうかチェックする
  • 類似表現との違いを調べておく
  • 文法は接続の形・品詞・前後件制限、語彙は共起語、コロケーションに関連する質問や誤用が多いので、そこを中心に調べておく

類似表現の違いの調べ方や考え方はこちら↓

2. 学習者の表情や言動から理解度が分かるようになる

【新人にありがちなこと】

  • 授業をこなすことに精一杯で、学習者の表情が見えていない
  • よくできる学習者が反応してくれるので、クラス全体がよく理解していると勘違いしてしまう
  • その結果、理解の遅い/説明が聞き取れなかった学習者を置き去りにしてしまう
  • 不安になって、「分かりましたか?」と何度も聞いてしまう

【新人から抜け出すために】

  • 学習者の様子を見ながら説明することを意識してみる
  • 導入、説明中に余裕がない場合は、1つ説明が終わったら学習者の様子を見る癖をつける
  • 理解度が低い場合、どんな言動にそれが現れるかを把握しておく→参考(Twitter)
  • 理解度の低い学習者がいる場合、説明の語彙レベルを落としたり、説明した内容のポイントを質問したりしてみる
  • 「分かりましたか?」は多用すると学習者も不安になるので、使いすぎないようにする

3. 時間が余った時に焦らなくなる

【新人にありがちなこと】

  • 時間配分がうまくいかず、走りすぎて時間が余ってしまう
  • 時間が余ったときにやることを考えていなくて、焦ってしまう
  • 簡単な活動やゲームなどのアイデアが少ない

【新人から抜け出すために】

  • 授業準備の時点で、多めにタスクや活動を準備しておく
  • 教案に目安時間を書いておいて、それから何分ズレているかを休み時間等に確認する
  • 時間感覚が養われるまでは、時計を頻繁に見る癖をつける
  • 授業見学をしたり先輩にアドバイスをもらったりして、すぐできる活動のアイデアを増やしておく
  • 困ったらその日の復習や、その日学習した語彙・文法を使った会話・短文作成などを実施

4. 不意の質問に冷静に対応できるようになる

【新人にありがちなこと】

  • 質問を想定していなくて、急に質問されると焦ってしまう
  • 説明に不足や矛盾が多く、質問するスキを多く与えてしまう
  • 焦って誤った説明をしたり、分からないことを露呈したりしてしまう

【新人から抜け出すために】

  • 既習範囲の中にある、当日扱う文法・語彙の類似表現を確認しておく
  • 文法は接続の形・品詞・前後件制限、語彙は共起語、コロケーションの違いを調べる
  • 授業中は、↑を明確にルール化して説明し、穴や矛盾がないようにする
  • 分からない時は即答しない

5. 「分かりません」と言われても落ち込まなくなる

【新人にありがちなこと】

  • 「分かりません」と言われたら落ち込んでしまう
  • その後の授業でも引きずってしまい、その学習者のことが怖くなる
  • 「分かりません」の種類の見極めができていない
  • 「分かりません」と言われたあとの対応が分からず困ってしまう

【新人から抜け出すために】

  • 「分かりません」の種類を冷静に見極める→参考(Twitter)
  • 真剣な「分かりません」で落ち込まない
  • 「分かりません」と言われたあとは、言葉のレベル・話すスピード、扱う例文などを変えて再説明
  • 全く同じ説明をリピートするのは避ける
  • 質問に即答できず困った時の対処法を覚えておく→参考(Twitter)
  • 気まずそうな/強気の「分かりません」は授業の改善が必要

新人教師の強い味方になる本はこちら↓

仕事効率化はこちら↓

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