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【初級・子ども・非漢字圏…】ひらがなとカタカナが楽しく学べるゲーム・教室活動7つ!!

ひらがな・カタカナを楽しく学べるゲーム

日本語学習者がひらがなやカタカナをなかなか覚えられなくて困っています…

日本語学習者の前に最初に立ちはだかるのが、ひらがなとカタカナの「文字の壁」です。

例えば英語は26文字、ハングルは24文字で基本的にすべてを表しますが、それに対して日本語は、拗音や濁音等を除いても、ひらがなだけで46文字あります

カタカナを合わせると当然その倍。

学習者の立場に立ってみると、ひらがなとカタカナを覚えるのは、初期段階にしていきなり労力がかかる作業で、単調な書く練習だけだとモチベーションも下がりやすいところです。

そこで今回は、日本語の勉強を始めたばかりの学習者や、日本語を学ぶ子どもでも、楽しくモチベーションを維持しながらひらがなやカタカナが覚えられるゲーム/活動を7つ紹介します。

・学習者がひらがな/カタカナをなかなか覚えられない…
・単調な練習になってしまい、学習者のモチベーションが続かない…

以上のような悩みを解決するきっかけになると思います。

また、日本語教師だけではなく、お子さんにひらがなやカタカナを楽しく覚えてもらいたいと考えている親御さんにも、ご家庭で活用してもらえる内容になっていると思うので、ぜひ読んでみてください!

中級~上級ですぐにできるミニゲーム・活動はこちら↓

こんな人にオススメ!

✔️学習者に効率的にひらがな/カタカナを覚えてもらいたい!
✔️学習者のひらがな/カタカナの学習モチベーションを維持したい!
✔️授業中に楽しくひらがな/カタカナが覚えられる活動やゲームが知りたい!
✔️子どものひらがな/カタカナの勉強を楽しく進めたい!

1. ひらがなビンゴ

ひらがなビンゴ
やり方

(1)各学習者にひらがながランダムで書かれたビンゴカードを配布する
(2)真ん中の「FREE」は最初に開けさせる
(3)教師がランダムでひらがなを読み上げる/ルーレットなどのアプリで発表する
(4)該当するひらがながあったら、学習者は穴を開ける
(5)誰が一番早くビンゴできるか競う

初期段階では、単純にひらがな1文字からスタートするのがいいと思います。

慣れてきたら、或いはひらがなをある程度練習して大体読める/聞けるようになったら、2文字や3文字の言葉をビンゴカードに入れて難易度を上げていくのも有効です。

読み上げ時に、適宜クラス全体で読み方の確認・練習を入れましょう。

ひらがなとカタカナ混合で練習するのもありです。

また、何度かやって学習者がルールに慣れてきたら、以下のような方法も面白いのでやってみてください。

その他のやり方の例

◆ゲームマスターを学習者にやってもらう
◆(3)で選ぶひらがなを学習者がくじ引きで引いて、読み上げまでやってもらう
◆枠だけ作ったビンゴカードを配って、学習者に好きなひらがなを書いてもらう

2. 50音図完成ゲーム

ひらがな穴埋め
やり方

(1)クラスをチーム(3人ずつぐらい)に分ける
(2)虫食いにした50音図を用意する(プリント配布 or 前に貼る)
(3)どのチームが一番早く空欄を埋めて50音図を完成させられるか競う
(4)全チームが終わったら、正しく書けているか確認する(+採点)

プリント配布する場合は個人戦もできるし、チーム戦の場合は前に書いてもらうのがいいと思います。

チーム戦の場合は、早く書けた順にポイント(1位10点、2位7点…)を付与して、正しく書けていない文字があったら1点ずつ減点していく等、チームでポイントを取っていく形にすると盛り上がります。

少人数でやるなら、1枚の大きい50音図と各ひらがなのカードを作成して、空欄にひらがなのカードをみんなで置いていく形の練習もいいと思います。

3. ひらがなカルタ

ひらがなカルタ
やり方

(1)ひらがな/単語(+イラスト)が書かれたカルタを用意する
(2)チーム分けする/カルタに参戦する人を決める(参加者5人程度)
(3)教師がひらがな/単語を読み上げる
(4)何枚カルタが取れるか競う

初期段階は単純なひらがなだけでもOKですが、個人的にこれは単語の方がやりやすい印象です。

人数が少ないクラスの場合は全員参戦してもらいましょう。

人数が多い場合は、チーム分けして代表者が参加する形式で複数回やるとか、チーム内で回答者を順番に回すなどして、各回の順位や取った枚数でポイントを付与していく形がオススメです。

難易度を調整したい場合は、以下のような方法を試してみてください。

難易度調整の例

◆ひらがな1文字/ひらがなの単語/頭文字とイラストのみ等、カードに書く内容を変える
◆カルタを取るだけでなく、取ったカードに書かれているひらがな/単語が言えたらOKにする
◆頭文字+イラストのみの場合は、取ったカードの単語が正しく書けたらOKにする
◆「単語+単語(例:あかいかさ)」や短文に内容を変更する

4. ひらがな早読みゲーム

ひらがな早読ゲーム
やり方

(1)チーム分けする/参戦する人を決める
(2)ひらがな/単語を書いたカードを教師が提示(カード、PPT等)
(3)一番早く読めた人にポイントを付与する

このゲームも最初はひらがな1文字から練習を始めていくのがいいでしょう。

ひらがなを覚えてきたら、徐々に単語+イラストとか、単語+単語など、見せる内容を増やして難易度を調整してみてください。カルタで「頭文字+イラスト」のカードを作っているなら、それも流用して練習できると思います。

ちなみにこのゲームは、2チーム対抗勝ち抜き戦にして、全員が先に言い終わった方のチームが勝ち、というルールにすると盛り上がります。

5. ひらがなディクテーション

ひらがなの書き取り練習
やり方

(1)ひらがな/単語/短文を教師が読み上げる
(2)学習者は聞いた内容をノートやプリントに書く
(3)前に板書してもらう or 紙を回収してチェック or 勝ち抜き戦

ディクテーションを取り入れた練習は、普段の日本語の授業でも行われていると思いますが、結構真面目に取り組む学習者が多いですよね。

読み上げのスピードや回数、単語や文の長さなどで難易度調整が容易にできるのもディクテーションの良いところです。

個人で紙に書かせてあとで回収してチェックしてもいいし、何人かに板書してもらったりjamboardなどを活用して書いてもらったりして、その後全体で正しい答えを確認する方法もあります。

正解を確認した後は、クラス全体で読み方を確認・練習しましょう。

また、4の早読みゲームと同様にクラスを2チームに分けて、各チームの代表者が1対1で勝負し(前に書いてもらう)、相手より早く正しく書けた人が抜けていくチーム対抗勝ち抜き戦も盛り上がります。

6. ひらがな神経衰弱

ひらがなで神経衰弱
やり方

(1)ひらがな1文字、または単語を書いたカードを2枚ずつ用意する
(2)神経衰弱のルールで1番多くペアを作って取った人/チームの勝ち

神経衰弱と同様のルールで、ひらがなのペアを作っていくゲームです。

こちらも初期段階ではひらがな1文字からスタートでいいと思います。

なお、ひらがな/カタカナを全部入れると枚数がかなり多くなってしまうので、例えば「あ行~さ行だけ」とか、レベルや進度に合わせて枚数や範囲を決め、練習の時間を調整してください。

カードに1文字だけ書く場合は、1枚はひらがな、もう1枚はカタカナにしてみるのも面白いです。

7. ひらがな並べ替えクイズ

ひらがな並べ替えゲーム
やり方

(1)ランダムで書かれたひらがなカードを前に貼る/PPTで見せる
(2)ひらがなを並べ替えて正しい単語が言えた/書けた人がポイント

別の記事で、もう少し日本語レベルが上の学習者に使える「ひらがなで語彙づくりゲーム」を紹介していますが、ここで紹介するのはもっと初級の段階でも取り入れられるゲームです。

例えば「ご」「ん」「り」の3文字を提示し、学習者は3文字のひらがなを並べ替えて単語を作ります(正解は「りんご」)。

ひらがなやカタカナをやる段階だと語彙が豊富ではないので、単語は授業で扱ったことのあるものや学習者に身近なもの、みんながよく知っているものがいいですね。

チーム戦でも、個人戦でもできます。

誰かが正解を言ったら、クラスで読み方を確認・練習して次の問題へ…

という形で進めていきましょう。

なお、練習のレベルを上げたいときは、以下のような方法を使ってみてください。

レベル調整の例

◆並べ替えるひらがなの文字数を増やす
◆カタカナの単語も混ぜる
◆拗音や促音を含む単語も混ぜる
◆2つの単語を1問に入れる
(例:「さ・い・か・あ・か」→「あかいかさ(赤い傘)」)

まとめ

いかがでしたか。

子どもの日本語教育や、日本語学習を始めたばかりの段階では、学習者のモチベーションの維持と、日本語(の文字)への苦手意識をできるだけ減らすことがとても大切です。

このようなゲームは、大人も子どもも関係なく楽しめるし、ひらがなやカタカナへの抵抗を少なくする一助になると思います。

クラス内の雰囲気を良くしたり、学習者同士の絆を深めたりするのにも有効です。

単純な書き方や読み方の練習等が多くなり、授業が上手くいかない、盛り上がらないと悩んでいる人は、ぜひ使ってみてください。

また、小さい子どもに、楽しくひらがなやカタカナを覚えてほしいと思っているお父さんお母さんにも、このゲームをお子さんと一緒に楽しんでもらえると嬉しいです。

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