【現役教師の生の声!】日本語教師の給料ってどのぐらい?

日本語教師の給料
※はじめに※
この記事は、2021年6月末現在の私のこれまでの経験と、実際に日本語教師として働いている人からの情報、各日本語教育機関の求人情報などを参考に作成しています。

日本語教師って、待遇が悪いとか薄給だとかいう話をよく聞くんですが、実際のところどうなんでしょうか。

確かに平均的な給料が他業種と比べて高いかと言うと、そうではありません。

でも、めちゃくちゃ贅沢しなければ普通に生活できるし、色々な働き方を組み合わせることによって、余裕のある生活もできます

もちろん、家庭を築いている人もたくさんいます。

今回は、私のこれまでの経験も含めながら、一般的な日本語教師の年収や月収、オンライン日本語教師・非常勤講師の時給やコマ給など、給料事情について紹介したいと思います。

現役日本語教師の皆さんの生の声はこちら↓にまとめてあります。

もっと収入を増やしたい!いう方はこちら↓

1. (働く前に)日本語教師養成講座の通い方について

私は大学卒業後すぐに日本語教師養成講座(以下「養成講座」)に通い始めました。

その時はアルバイトで生計を立てていたので、半フリーターみたいな感じでした。

給料は、月によって変動はありますが、

週4-5日、4-5時間働いて、12-15万円

ぐらいでした(割といいバイトかもしれない)。

最近では養成講座や主専攻(詳しくはこちら)が設置されている大学も結構あるので、高校生で既に日本語教師に興味がある人は、そういう学校を選ぶと時間もお金も節約できるのでオススメです。

普通の養成講座(420時間)の場合、

学費は大体50万円前後

です。その他日本語教育能力検定(以下「検定」)の対策講座などを並行して受講できるところも結構多いです。

その場合は

数万円〜10万円程度

プラスで必要になります。

ちなみに、養成講座受講中には、日本語教師のボランティアもしていましたが、ボランティアなので当然これは

無給

でした。

養成講座などの【まとめ】

  • 養成講座か主専攻が組み込まれた大学は効率◎
  • 養成講座の学費は大体50万円前後
  • 検定対策講座は数万円〜10万円程度(回数依存)
  • 日本語教師ボランティアは無給(自明)

2. 非常勤講師の待遇について(国内の民間日本語教育機関の場合)

養成講座修了後は、すぐに国内の民間日本語教育機関(以下「日本語学校」)で非常勤講師(以下「非常勤」)として働き始めました。

最初の1コマの授業の給料(以下「コマ給」)は

1,700円(1コマ45分)

で、その時は1日4コマ入ってたので

1,700円×4コマ=6,800円+交通費

が1日の収入でした。

採点とか準備とか含めると、めちゃ安です。

デビューしていきなり何日も入れる自信はなかったので、

最初の半年は週2日で様子を見て、それ以降は週3-4日に増やして、その他の1-2日はアルバイトをしていました。

この時、月の給料は

15万円ぐらい。

地方都市で独身なら普通に生活できます。贅沢は無理ですが毎日3食食べられますね。

ただこれはアルバイト込みなので、日本語教師の給料だけなら

1日(6,800円+交通費1,200円(計算しやすく))×(週3日、月4週で)12日=

8,000円×12日=96,000円/月

週4日なら128,000円。

非常勤のコマ給は、大体他の日本語学校も同じで、国内の相場はいまもそんなに変わっていないと思います。

未経験だと

1,700-1,800円/1コマ(45分)

ぐらいのところが一般的です。未経験で2,000円を超えるところは国内の日本語学校ではほとんどないです。

90分、60分などの単位で支払われるところも結構ありますが、45分換算すると大体同じぐらいです。

多くの場合、授業準備や採点等の前後作業はこの中に含まれています

ちなみに自分がコマ給なのか時給なのか、前後作業も含まれているかは契約形態によります
それについてはこちらの記事で解説しています↓

そこから経験年数や評価等に応じてコマ給/時給が上がっていく学校が多いです。

ベテランになると

2,500円-3,000円/1コマ(45分)

のコマ給をもらっている人もいます。

1日に4コマ入ったとしたら、3,000円×4コマで、

12,000円+交通費

が収入になりますね。

非常勤コマ給の【まとめ】

  • 国内の日本語学校の1コマ(45分)あたりの給料は未経験の場合、1,700-1,800円前後
  • コマ給は定期的/不定期に上がっていく学校が多い(経営状態や評価制度等による)
  • 日本語学校でも、2,500-3,000円程度のコマ給(45分)をもらっている日本語教師もいる
  • 1日4コマ授業の場合、6,800-10,000円+交通費/日 程度が一般的

3. コマ給以外に支払われる給料は?

最近では、採点等、授業後の後処理に別で手当が出る学校も、少しずつではありますが増えてきました。

相場は大体

900-1,200円ぐらい/1時間

です。最低賃金などによって異なります。

ただ、働くところを探すときは、

時給なのかコマ給なのか

そして

契約形態が雇用契約なのか業務委託契約なのか

などによっても、実質時給換算したときの給料は変わってくるので注意が必要です。

また、クラス担任制度が導入されている学校は結構あります。

そこで担任としてカリキュラムを作ったり、進路指導やクラス運営などに携われば、担任手当が支払われます。担任手当の支払われ方は色々あります。

①担任手当として毎月固定額が支払われるパターン
担任手当:5,000円-15,000円程度/月(業務内容などによる)
②進路指導やカリキュラム作成、試験作成などに別途手当が発生するパターン
進路指導:1,000-1,500円/時(指導内容による)
試験作成:1,000-5,000円/1試験(量などによる)

このあたりは情報量があまり多くはないので、もっと安い/高い学校もあると思います。

あとは、一時的な海外/外部企業への派遣などを引き受けると、派遣手当が支給されたり、優良日本語学校では、非常勤でもボーナスをもらえたり、長年働いていたら勤続手当がもらえたりするところもあるようです。

このような手当が充実している学校で、コマ給以外の手当をいかに効率よく稼ぐかということは、非常勤で生計を立てたい人にとって、結構重要ですね。

非常勤コマ給以外の手当【まとめ】

  • 採点手当:800-1,200円/時(最低賃金等による/これが出る学校は少なめ)
  • 担任手当:5,000-15,000円/月(業務内容等による)
  • 進路指導、試験作成など:1,000-1,500円/時、1,000-5,000円/回(量などによる)
  • 派遣手当、特別手当、ボーナス等が支給される学校もあり
  • 交通費(上限あり)

こんな給料じゃダメだ!もっと上を目指したい!という方はこちら↓

4. 修士は取っておいたほうがいい

給料アップを目指すときにもう一つ重要なカギを握るのが、修士の学位を取得しているか?ということです。

国内の大学等高等教育機関で働きたいと思ったとき、多くの機関でハードルとなるのが、応募資格として修士(または博士)の学位が設定されていることです。

逆に修士を取得していれば、大学等の高等教育機関での仕事にもどんどん応募できます。

(※学士でも気にせず応募すれば、対応してくれるところもある)

大学等の講師になればコマ給/時給が日本語学校よりグンと上がるので、時間とお金に余裕がある人は、修士課程は修了しておいた方が、絶対にいいです。

非常勤であれば時給4,000-6,000円ぐらいの仕事が普通にあります。

正直この辺りは業界全体として変えていかなければならないと思っている部分です。
大学教授より授業がうまい日本語教師はたくさんいるからです。
逆に外国人を相手にしたら、まともな授業すらできない大学教授だっています。

学歴関係なく、能力が正当に評価される業界になるように、少しずつでも変えていきたいですね。

ただ現実的に、今は修士を持っていれば、給料の高い仕事が手に入りやすくなります。

ちなみに日本語学校では、修士でも学士でも給料にはあまり関係ないです。

修士学位のメリット【まとめ】

  • お金と時間に余裕があれば、修士の学位を取得しておいたほうがよい
  • 大学等の高等教育機関は、応募資格に修士以上の学歴を設定しているところが多い
  • 大学等の高等教育機関での仕事は、時給/コマ給が跳ね上がる
  • 非常勤の場合、時給4,000-6,000円程度
  • 学歴より実力が正当に評価され給料に反映される業界に変わっていくべき

5. 常勤講師の待遇について(国内の民間日本語教育機関の場合)

国内の日本語学校で常勤講師になれば、よほどブラックな学校じゃない限り、

1人暮らしの普通の生活は何不自由なくできます

常勤講師の1年目の給料は、週5日、8時間勤務で

20-22万円/月

ぐらいに設定されているところが多いです。手取りで言えば、

17-19万円/月

ぐらいになりますね。

家族を持ちたい人は、そこに残業代やボーナス、昇給などの制度がある学校を選ぶことと、担任、教務主任、教頭など、昇進を狙っていくことは不可欠です(もちろん副業もあり)。

また色々なことに積極的に取り組み、それの対価として手当を毎月もらうとか、成果報酬をもらうとか、積極的に動くことも給料アップには重要なことです。

それができれば、

30-40万円台/月

の給料を手にすることも可能です。

または1つ前のセクションで書いた通り、大学等の常勤になれば

30-40万円台/月は普通です。

まあ今は共働きも当たり前ですし、結婚相手が稼いでいて、自分は非常勤講師をやっている…という人もいます。

常勤講師(国内)の待遇【まとめ】

  • 最初は20-22万円/月ぐらいからスタート
  • 定期昇給やボーナス、残業代がある学校を選び、ポジションアップを狙っていく
  • 教務主任や教頭等への昇進、各種手当、成果報酬等を含めば30万円以上/月も可能
  • 大学等の高等教育機関の常勤講師は30万円以上/月が普通

6. まとめ

いかがでしたか。

工夫次第で、非常勤でも常勤でも、生活をしていくことや家庭を築くことは可能だということがお分かりいただけたでしょうか。

そして何より、今は私も含め副業をしながら日本語教師をしている人や、フリーランス、オンラインなどの形で日本語教師をしている人がたくさんいます。

日本語学校の非常勤・常勤講師以外でも多様な働き方があるので、自分に合った働き方を見つけてみてください。

今回は主に国内の日本語学校の常勤・非常勤講師の給料事情についてご紹介しました。

また他の働き方(フリーランス、海外、オンラインなど…)の場合の待遇・給料等についても、別で記事を書ければと思います。

Twitterを見ていると、色々な働き方の日本語教師の方がいて、とても勉強になりますね。

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