日本語教師の「外国人と話すときの6つのコツ」!

外国人とコミュニケーションをとるのって、最初は緊張しますよね…

日本語教師でも、そうでない人でも、はじめて外国人と話すときは緊張するでしょう。

国も文化も習慣も、もちろんん言葉も違うので、ポイントを理解しておかないと、うまくコミュニケーションがとれなかったり、それが原因で思わぬトラブルになったりすることもあります。

今回は、そのようなトラブルを未然に防ぎ、外国人と円滑にコミュニケーションをとれるように、抑えておくべき6つのポイントを紹介したいと思います。

この記事は、初めて外国人と接する人向けです。

1. まずは自分の「常識」を疑う

外国人ということは、当然国や文化、習慣、言葉、考え方などが日本とは異なります。

そういう人を相手にするときは、まず自分の「当たり前」という感覚を捨てることが大切です。

たとえば日本では10分前〜時間通りぐらいに待ち合わせ場所に行くのが「常識」だと思いますが、それが「常識」ではない国もたくさんあります。

友達の家に遊びにいくときは、約束の時間より前に行くと失礼になる国も、そんなに珍しくありません。

また、日本人は親しい間柄でも

「ごめん」「ありがとう」

など、謝罪・お礼を多用する人は結構多いと思います。

でも、国によっては、親しい間柄で必要以上にお礼や謝罪を言ってしまうと、距離感を感じてしまうところもあります。

このように、

自分が「当たり前」だと思っていても、相手にとってはそうではない

ということが多いのが外国人とのコミュニケーションです。

そのような感覚を持ってコミュニケーションをすることと、自分は「失礼だ」と感じることをされたとしても、すぐに怒ったり注意したりしないことがポイントです。

『まずは自分の「常識」を疑え』のまとめ
①「自分の常識=相手の常識」とは限らない
②自分のなかの「当たり前」を捨てよう
③失礼だと感じることをされてもすぐに怒ったりしないようにしよう

外国人について詳しく知りたい方はこちら↓

2. 英語で話しかけられるまでは英語を使わない

外国人と一言で言っても、世界には200近くの国があり、何千もの言語があります。

よく外国人がいたらとりあえず英語で話しかける人がいますが、英語ができない人もたくさんいるし、英語より日本語の方ができる人もたくさんいます。

そういう人に最初から英語で話しかけると戸惑われてしまって、コミュニケーションがうまくいかなくなります。

まず最初は日本語で話しかけるか、相手の母語や国がわかっている場合はその言語で話しかけるなどするか、相手が話してきた言語で話すことがコミュニケーションのポイントです。

「外国人=英語ができる」という考え方は捨てましょう。

『英語で話しかけられるまでは英語を使わない』のまとめ
①「外国人=英語ができる」とは限らない
②英語より日本語の方ができる人もたくさんいる
③日本語で話すか、相手の言語に合わせて話すのが◎

3. いきなり「どこ出身?」とは聞かない

日本人が外国人に話しかけるときの定番の質問で、「Where are you from?」とか、「どこの国から来ましたか?」とかがあると思います。

話のきっかけとしても使いやすい質問ですが、この質問が嫌いな人もいますし、ここからトラブルが生まれることもあります。

この質問が嫌がられる理由としては、「国にこだわりすぎる」ことに抵抗を感じていたり、何度も聞かれて疲弊したりしていることなどが挙げられます。

「もし自分が」と考えてみてください。

外国に行って1年〜2年ぐらい生活していて、誰かに初めて会うたびに「どこから来たの?」と聞かれたら疲れてしまいますよね。

また、例えば香港や台湾の人はほぼ必ず「香港人です」「台湾出身です」と答えますし、イングランド以外のイギリスの人は、「スコットランド人です」とか「ウェールズから来ました」と答えることが多いです。

そのような事情について背景知識を持っていなかったら、何気ない発言から思わぬトラブルになることもあるので、国や出身を聞くときは、相手の国や地域の事情を十分に理解しておくことも大切です。

『いきなり「どこ出身?」とは聞かない』のまとめ
①「国」や「出身」はデリケートな質問になり得る
②相手の国や地域を理解したうえで聞く必要がある
③何度も聞かれて疲れている場合もあるので、不必要に聞かない

外国人の出身国等が詳しく知りたい方はこちら↓

4. 「日本語上手ですね」を多用しない

こちらのツイート↓でも少し書きましたが、「日本語上手ですね!」というのも3の「どこ出身?」と同様に多用するのはあまり良くありません。

何年も日本にいる人は、何度も何度もこれを言われて疲弊していることもあるからです。

よくテレビなどで「こんにちは」「ありがとう」と言っただけで、「日本語上手ですね!」と言っているのを目にすることがありますが、観光客ならまだしも、数年日本に住んでいるのに、この褒め方をされたら侮辱でしかありません。

もちろん言っている本人はそんなこと思っていないでしょうが、「はいはい、もういいわ」と思われているので、無闇矢鱈に使いすぎないよう、気を付けましょう。

褒めるなら具体的に何が上手なのか褒めるのが◎です。

『「日本語上手ですね」を多用しない』のまとめ
①「日本語上手ですね」を言われ続けて疲れている人もいる
②長く日本にいる人には多用しない
③褒めるときは具体的にどう上手なのか褒める

5. できるだけシンプルで明確な表現で伝える

日本語教師ならこれは分かることですが、外国人に伝えるときに不必要に曖昧表現を使ったり、ダラダラ長い文で話すと誤解を生んでしまいます。

例えば

「〜じゃないかな/〜ではないでしょうか」

「〜はずだったのに」

「〜しようかなあと思っているんだけど」

などの言い方は、曖昧で「肯定・否定」や「賛成・反対」、時制などが分かりにくく、勘違いされることがあります

また、

「前向きに検討します」

「また今度ね」

「考えておきます」

など、実質断りの意味で使っているが字面からは真意が推測できない言い方を使うと、「OK」の意味で伝わってしまうこともあります。

このような曖昧表現やはっきりしない言い方に困っていたり、イライラしていたりする外国人は結構いるので、注意が必要です。

外国人と話すときは、なるべくこのような曖昧表現や相手に「察してもらう」表現を避け、明確で伝わりやすい表現を用いながら短い文で示すことによって、誤解が防ぎやすくなります。

もちろん日本語レベルがかなり高く、曖昧表現等の使い方や効果をしっかり理解している外国人と話すときは、これらを使っても問題ないこともありますが、それでも「なぜはっきり言わないんだ」と思っている人もいるので、無駄に使う必要はないかと思います。

『できるだけシンプルで明確な表現で伝える』のまとめ
①曖昧表現や、相手に察してもらう表現は誤解を生みやすいので避ける
②はっきり言わないことに困惑していたり、もどかしさを感じている外国人は多い
③明確に伝わる表現を用い、必要以上に長い文で話さないようにする

6. カタカナ語を多用しない

「カタカナ語=英語=外国人に伝わりやすい」

と思っている人は結構いると思いますが、総じてカタカナ語が好き(というか得意)な外国人は少ないです。

以下のような理由が主です。

◆漢字圏の人→漢字の語彙の方が分かりやすい
◆英語圏の人→英語と発音も意味も違うので分かりにくい
◆それ以外の人→英語とも違うし、日本語っぽくもないので分からん…

だから、英語と同じ発音・意味で、英語が分かる人相手に使うのでなければ、正確に伝わらないことが多いので、不必要にカタカナ語を多用するのは避けた方が無難です。

「サッカー」とか「パソコン」のようにそもそも和語が廃れてカタカナ語のみが生きているものは仕方がないですけどね。

『カタカナ語を多用しない』のまとめ
①カタカナ語=伝わりやすいという考え方は間違い
②英語など、元の言語と発音・意味が異なるものも多いので、誤解を生みやすい
③カタカナ語しかないものはそのままでOK

外国人についてもっと知りたい方はこちら↓

コミュニケーションについてもっと知りたい方はこちら↓

日本語学校についてはこちら↓

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