【明日から実践できる!】外国人に伝わる話し方のコツとは?

外国人と話すコツ

最近外国人と関わる機会が多いのですが、思ったよりうまくコミュニケーションがとれなくて…

どうすればスムーズに言いたいことを伝えられるのでしょうか。

日本語教師のHAIBARAです。

最近ではコンビニや居酒屋など、どこへ行っても外国人を目にすることが多くなりました。

普通の大学生や社会人でも、外国人とかかわる機会が増えたのではないかと思います。

でも、定住している外国人はある程度日本語ができるとはいえ、言いたいことがしっかり伝わらないと感じたことがある人も多いはず。

そういうときは、外国人側も同じように、自然なスピードや言葉遣いで話される日本語を正確に理解するのはかなりハードルが高いと感じています。

そこで今回は、外国人と話す時にうまく言いたいことを伝えるコツを紹介したいと思います。

普段は日本語教師向けに記事を書いているのですが、今回は外国人と関わることがある日本人のみなさんに向けて書いてみました。

よければ参考にしてみてください。

この記事でわかること

・外国人に伝わる話し方のコツがわかる!
・外国人と円滑にコミュニケーションできるようになる!

1. できるだけ短い文で話す

1つ目のポイントは、「できるだけ短い文で話す」ということです。

例えば、以下の居酒屋での会話を見てみましょう。

店員A:
昨日天ぷら盛り合わせを注文したお客さんから、めちゃくちゃ忙しい20時ごろに「天ぷらのキノコのサイズが小さすぎる」って意味わかんないクレームが入ってさ、店長が旅行行くとか言って休みだったし、出勤してる人も少なかったから目がまわるぐらい大変だったんだよ。

このように出来事、それに対して思っていること、理由等を1文で一気に喋ってしまうと、外国人にとっては「だれが・いつ・何をしたのか」を瞬時に判断するのが難しくなります。

外国人と話す時は、なるべく以下のことに気をつけて、シンプルな文を複数並べるイメージで喋ると、伝わりやすくなります。

【文をシンプルにする方法】
・主語と述語は1文に1つずつ
・無くてもいい形容詞や副詞は使わない
・無駄な修飾語は避ける

このルールに従って、さきほどの文をシンプルにしてみましょう。

店員A:
昨日天ぷら盛り合わせを注文したお客さんから、クレームが入ったんだ。
そのクレームは、「天ぷらのキノコのサイズが小さすぎる」っていう内容だった。
しかも忙しい20時ごろだったんだよ。
店長も、旅行で休みだったし、出勤してる人も少なかったんだ。
だから、とても大変だったんだよ。

このように1つずつ出来事を区切って理解してもらってから次を説明することで、グッと伝わりやすくなります。

また、文末の表現、例えば

【よくない例】
①今日は田中さん、休みなんじゃない
②それは冷蔵庫に入れとくやつだったと思うけど
③今日は仕入れのやり方を説明させてもらおうと思います

このような表現を使うと、誤って伝わることが結構あります。

日本語は文末で自分の態度やスタンスを示すことが多いのですが、その前の「内容」を外国人に伝えることをメインに考えると障壁になるので、避けてシンプルに伝えたほうが理解してもらえます。

【改善例】
①今日は田中さん、休みだよ
②それは冷蔵庫に入れといてください
③今日は仕入れのやり方を説明します

2. 接続詞を強調する

さきほどの方法で1文1文の内容をシンプルにしたら、その文と文の関係を分かりやすくするために、接続詞をしっかり相手に聞かせるように話してください。

【日本在住の外国人がよく知っている接続詞の例】
・でも
・だから
・それから
・そして

これらの接続詞は、日本語の勉強では初級で習い、生活でもよく使われるので、日本に定住する外国人なら大体知っています。

これを使って、短文+接続詞+短文… という形で伝えることで、話の展開が見えやすくなります。

逆に、1文を短くするルールを守らずに、「…から、…のに、…けど」と1文をどんどん長くしてしまうと、主述の関係や節と節の関係が複雑になって、外国人にとっては正確に理解するのが難しくなるので、注意しましょう。

3. できるだけ直接的・具体的に話す

①できるだけ直接的に伝える

日本語のコミュニケーションには、言いたいことは曖昧に伝えて、相手に考えてもらったり、決めてもらったりする部分を残すという考え方があります。

この言い方は、多くの外国人にとって面倒なもので、話している人の真意がしっかり取れないこともあります。

だから、できるだけ言いたいことを直接的に伝えたほうがコミュニケーション中の誤解は生じにくくなります。

例を挙げると

【よくない例】
A:明日の飲み会、来ますか?
B:行きたいんだけど、明日はちょっと用事があるから、行けるかどうか微妙。行けたら行きたいとは思ってるんだけどちょっと難しいかも。

【改善例】
A:明日の飲み会、来ますか?
B:明日は用事があるから行かないよ!

これぐらいシンプルなほうが、外国人にとっては分かりやすいです。

「直接的すぎる…」と思う人もいるかもしれませんが、

10年以上様々な国の外国人と関わってきた私の体感では、これで傷ついてしまう外国人はほぼいません。

②できるだけ具体的に伝える

正確に伝わるようにするには、話し手と聞き手の認識にギャップが生じないように、具体的に話すことが大切です。これは日本人同士でも言えることだと思います。

【例】
・コミュニケーションをとる→話す、メールする、電話する
・あとで連絡する→○時に連絡する、バイトが終わったら連絡する
・接客態度に問題がある→お客さんに対して○○と言わないでください

このように、曖昧になっている部分を具体化して話します。

「いつ/どこで/何をするか」などの詳細を伝えることによって、外国人にも分かりやすくなり、余計な誤解が生じるのを防げます。

memo

・人によって感覚の違う言葉をできるだけ使わない
・形容詞や副詞をなるべく避けて話す

この2つを意識して話すと、自然と内容が具体的になると思います。

外国人と話す時は、意識してみてください。

4. カタカナ語を多用せずに話す

外国人=とりあえず英語=カタカナ語…

外国人とコミュニケーションをとる必要があるとき、無意識にか意識的にかは別として、このように考えて、カタカナ語で伝えようとする人は少なくないと思います。

でも、外国人は基本的にカタカナ語は苦手です。

漢字圏の人やアジア圏の人から見ると、カタカナ語は

・発音が英語と異なるものが多いので聞き取りにくい
・そもそも英語ができない
・漢字の言葉の方が覚えている

英語圏の人は、流石にカタカナ語は何となく聞き取って英語の言葉と照合できますが

・英語と意味が微妙に違うことも多いので誤解の元
・発音が変な(元の単語と異なる)のであまり好きじゃない
・書く時はさらに元の単語とのギャップが大きいので正確に覚えにくい(=定着してない)

などが主な理由として挙げられます。

加えて日本語の勉強の初級では、カタカナ語はそんなに多く出てこないので、普通名詞以外のカタカナ語は、あまり伝わらないことが多いです。

大体同じ意味のひらがなの言葉や、簡単な漢字の言葉を探して、言い換えて伝えてみてください。

5. 漢語はできるだけ避けて話す

例えば

【良くない例】
高台に避難してください。

この文を見て、すぐに理解できる外国人はかなり少ないです。

難しい漢字の言葉を見てすぐに意味が理解できるのは、中国や台湾など、漢字圏の人だけです。

加えて、これを口頭で伝えられたら、漢字圏出身の外国人でもすぐに理解できる人はもっと少なくなります。

【改善例】
すぐに高いところに行ってください。

このように、漢字の言葉を避けていくと、初級で勉強する難易度の低い言葉で言い表すことができるので、多くの外国人が意味を理解してくれるようになると思います。

6. 文字や写真を見せながら話す

例えば、「りんご」という言葉を知らない相手に、日本語で「りんご」を説明して伝えるのは、日本人が相手でも難しいですよね。

相手が外国人ならなおさらです。

でも

絵や写真を見せたら、一瞬で伝わります。スマホ等がある場合は、絵や写真を検索して見せながら話してみてください。

また、喋っている文(またはキーワードだけでも)をスマホで打つ、紙に書くなどしながら話をするのもとても有効です。特に漢字圏の外国人が相手の場合は、漢字を書けば伝わることが多いので、やってみてください。

聴覚だけでなく、視覚からも情報が伝わると、聞く側は安心できるし、格段に伝わりやすくなると思います。

また、聞き取れてると思っても、実は聞き間違えていて誤解していた、ということもよくあるので

そういう事態を避けるためにも、キーとなる言葉(時間や日付、場所、値段など)は、いつも書き出すとかスマホで打ってみせるなどして、視覚+聴覚で伝えると◎です。

7. 「やさしい日本語」という考え方と活動

外国人との共生を目指して、多言語での翻訳を提示するだけでなく、「やさしい日本語」で伝えようという活動があります。

文化庁のHPに、「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」というものが公開されているので、こちらもよかったら見てみてください。

言語が違う場所で生活するというのは、それだけで(ストレスと感じているかどうかは別として)毎日多大なストレスがかかります。

私たち日本人が、伝わりやすい日本語を話すことによって、彼らが生活しやすい環境を作っていけるといいですね。

日本語教師 HAIBARA

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