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【初級】外国人学習者がよく間違える日本語文法表現5選!!

日本語学習者の日本語の誤用

日本語学習者が共通してよく間違える文法表現って、どのようなものがあるのでしょうか。

以前こちらの記事↓で学習者がよく間違える語彙表現を紹介しました。

第3弾の今回は、「初級(程度のレベル)でよく起こる文法表現の誤用」を5つ、ピックアップしてみました。

ぜひ授業準備等の参考にしてみてください。

こんな人にオススメ!
✔️日本語学習者がどんな間違いをするかイメージできない
✔️日本語教師になりたてで、学習者の間違いの訂正がうまくできるか不安

初級文法表現のよくある誤用

1. ×見った/寝った/出った、○見た/寝た/出た

×昨日は10時に寝った
×いま家を出ったばかりです。
○昨日は10時に寝た
○いま家を出たばかりです。

日本語学習者にとってかなり難しいのがこの小さい「つ」(促音)や「ん」(撥音)、「ー」(長音)などの有無です。

その中でも、動詞の活用変化の際に特によく間違いが見られるのが、この促音です。

発音自体にはあまり違和感がなくても、書いてもらうと余計な小さい「つ」が入ってしまうということはよくあります。

長音等も同様ですが、外国人にとってこの有無を聞き分けるのはかなり難しいようです。

これは大体どこの国の学習者にも共通しています。

2. ×元気から/病気から、○元気だから/病気だから

×「風邪は治った?」「はい、もう元気から大丈夫です」
×「あれ、グエンさんは休みですか?」「はい先生、グエンさんは病気から
○「風邪は治った?」「はい、もう元気だから大丈夫です」
○「あれ、グエンさんは休みですか?」「はい先生、グエンさんは病気だから

理由や原因を表す「から」は初級で学び、会話での出現頻度も高いのでほとんどの学習者が意味や用法を理解して使うことができますが、名詞・ナ形容詞の接続だけは多くの学習者が苦労します

動詞やイ形容詞を使う時は「アルバイトがあるから」「明日は忙しいから」のように「だ」を必要としないうえに、「元気な人/元気に遊ぶ」「病気のとき/病気になる」などのように、このレベルではNやNAの通常使用時にも「だ」は若干出現頻度が低く定着率が良くないこともこの誤用の原因の1つだと思います。

もちろん上の表現でもコミュニケーションはできますが、面接等でこの初級レベルの文法がしっかり使いこなせてないと、日本語能力という点でいい印象を与えるのは難しくなります。

3. ×見てもいいですか/見せてもいいですか?、○見てもらってもいいですか?

make a mistake
×先生、作文ができました。見てもいいですか
×先生、作文ができました。見せてもいいですか
×先生、作文ができました。見させてもいいですか
○先生、作文ができました。見てもらってもいいですか
○先生、作文ができました。見てもらえませんか

依頼の表現と、許可を求める表現の混同は頻繁に起きる誤用です。

特に多いのは、相手に何かを依頼するときに、自分の行動の許可を求める表現を使ってしまう誤用です。

動作主が誰なのかがわかっていない為に起きる誤用だと言えますね。

例えば

Vて もいいですか

は本来「Vて」の部分には自分の行為が入って、相手に許可を求める際に使いますが、

上記の誤用では、「Vて」の部分に相手(先生)の行動(見る)が入っています。

「Vて」の部分を自分の行為にするためには、「見て」に加えて「もらう(いただく)」が必要なのですが、「見る/見せる」や「あげる/もらう/くれる(授受)」、「貸す/借りる」など動作主の判断が難しい動詞が共起する際に、動作主が曖昧になり、このような誤用が起きます。

4. ×残念だ、○残念・残念だよ等

×「明日は雨らしいよ。キャンプは中止にしようか」「仕方ないね。残念だ
○「明日は雨らしいよ。キャンプは中止にしようか」「仕方ないね。残念
○「明日は雨らしいよ。キャンプは中止にしようか」「仕方ないね。残念だけど

これは誤用とまでは言いませんが、×の文の「残念だ」というのはやや不自然で日本人はあまり使いませんよね。

外国人からすると「普通体」で話すとき、「です→だ」と教えられることが多いので、普通体で話していてNやNAが出てきたときに、このような使い方になる人が結構多いです。

実際に日本人が話す時は○の例のように「残念」「残念だけど」「残念だよ」のような使い方をしますよね。

終助詞や文末表現が大きな仕事をしている日本語文法の難しいところでもあります。

5. ×まだしない/まだしなかった、○まだしていない

×「宿題は終わりましたか?」「まだしません」
×「宿題は終わりましたか?」「まだしませんでした」
○「宿題は終わりましたか?」「まだしていません」

これも割と初期に勉強する表現ですが、「まだ+Vていない」という言い方を上記の×のように言い間違える学習者は少なくありません。

原因は母語の干渉が大きいと思います。

「宿題したの?(はやくやれ)」と言ったのに、「まだしません(堅固な意志)」と言われると、「なんでやらないんだ!!」と思ってしまいそうですが、実はこれは「まだしていません」の誤用であることが多いと思います。

まとめ

いかがでしたか。

学習者のよくある誤用を知っておくと、授業中やその他の場面で、

■学習者がどこでつまずきやすいのか
■学習者がなぜ間違えるのか
■どう訂正すればよいか

などが考えやすくなり、それによって学習者とのやり取りで想定外の出来事に戸惑ったり、誤解が生じたりするのを防ぐのに役に立つと思います。

ぜひぜひ覚えておいてください!

このシリーズも語彙に続き好評であれば、中級レベル前後の文法表現等についてもまとめてみたいと思います。

応援よろしくお願いします!

ちなみに誤用をいろいろまとめた本もあります。もっとデータが手っ取り早く集めたい方はぜひ↓

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